7月からレジ袋の有料化が始まりましたが、みなさんマイバッグ持ち歩くのには慣れましたか??🤔
この有料化から1ヶ月が経ちましたが、
コンビニのレジ袋を辞退する人は全体の7割になったそう!!
めちゃくちゃ効果出ていますね〜!!!
でもでも、その反対で最近は有料化の波に抗う、
レジハラ(レジでのハラスメント)
なんて言葉も生まれているようです、、、
日本のおもてなし文化はお互いが思い合っている上で成り立つものだろぉぉぉぉ
と叫びたい今日この頃です💭
さて、今日はそんなレジ袋に関連したマイクロプラのお話。
バイオプラスチックという言葉聞いたことがある方も多いと思います
そう!レジ袋有料化で対象外となるあのプラ達です!!
そもそもバイオプラスチックとは大きく分けて2つ!
①バイオマスプラスチック
・トウモロコシやサトウキビなどの植物バイオマスが原料
・25%以上バイオマスを使用していればバイオマスプラと呼ぶ
②生分解性プラスチック
・原料に関係なく一定条件のもとで自然分解されるプラスチック
・「生分解」とは微生物に分解されて最終的に水と二酸化炭素になること
・石油系とバイオマス系の2種類
バイオプラと聞くとなんとなく全部土に還るのかなぁというイメージがありましたが、実は詳しく見ていくと、石油由来のものや生分解されないものもあったりと、少しイメージと違うものもあるようです🤔
ここで気をつけたいのが、
生分解性プラがマイクロプラスチックになる恐れがあるということ!
石油由来の生分解性プラスチックは酸化分解型とも呼ばれ、
これは従来のプラスチックに酸化促進剤を混ぜて低分子化することで微生物に分解させるもの。
しかし!!
石油由来のため低分子化されて粉々になったとしても微生物が分解しきれずにマイクロプラスチック化してしまうリスクがあります😭
さらに、酸化促進剤が土壌に紛れることで土壌環境が過剰に酸化されてしまうことも報告されています、、、
EUではすでに2021年までにこの酸化分解型生分解性プラの全面的な使用禁止に踏み切るようですが、日本を含む多くの国で使用されています。
また、生分解性の全てのプラスチックに共通していることは、
「ある一定条件のもとで生分解」する
ということ。
これめちゃくちゃグリーンウォッシングすれすれだなと思うのですが、
つまり!!
「しっかり温度や土壌環境、湿度が管理された環境でなら分解ができるよ!」
「その辺の道端や海にポイっと捨てても分解されないよ!!」
ということなのです。
工業的なコンポスト環境でないと完璧に生分解されない恐れがあるため、仮に海中などの自然環境に出ていくと、紫外線などの影響を受けて細かくはなっても完全に分解されずマイクロプラスチックと化してしまうのです、、、
そして、捨てたら捨てたで、生分解性プラはリサイクルに不向きであるという特徴から、他の従来のプラと混じってしまうとリサイクルの阻害要因になってしまいます。
うーーーーん、
地球に優しいプラスチックって一体何なんだ!!!!!
最近とあるウェビナーで、サステナブルな雑誌を作っている編集長の方がこう言ってました。
「サステナビリティに100%はない。」
確かに何かを生み出す以上、完璧にサステナブルなことなんてないと思います。
でもそのあとに、
「それでもできることから始める、そこに意味がある。」
と話していました。
本当にその通りだなと。
原料も、製造工程も、使用後も、100%地球に優しい完璧な製品はきっとファンタジーなのかもしれません。
使い捨てプラスチックが絶対的に必要な医療現場などから100%排除することも難しい。
それでも、普段の暮らしや社会の中にはプラスチックなしでいい場面はたくさんある。そこから減らしていくことが今できること、やらないといけないことなんだと思います。
レジ袋の有料化でバイオプラは対象外となっていますが、「エコなんだからもらってもいいじゃん」と思う前に、「本当に必要なのかな?」と考えていく習慣が今回の法改正のミソなはず!
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今週は少し難しい内容が続きましたが、またインスタライブで振り返りをするので遊びに来てください〜!!!☺️💛
インスタライブ
日時:8月7日(金) 21:00~22:00
Minori
参考資料:
・環境省 「プラスチックを取り巻く国内外の状況<第1回資料集>」
・プラなし生活「バイオプラスチックで問題は解決?-海洋プラスチック汚染の対策」
・一般社団法人環境金融研究機構 「EUの欧州議会、使い捨てプラスチック食器等の使用禁止の指令案を採択。酸化型生分解性プラスチックも使用禁止に。マイクロプラスチック化のリスク(RIEF)」
・三菱総合研究所「生分解性プラスチックの課題と将来展望」https://www.mri.co.jp/knowledge/column/20190408.html
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